野球療育
いろは開設当初より月に3度日曜日の2時間ほど、平野区内のグラウンドにて野球療育を行っております。
遠方では保護者の方の送迎にはなりますが、北は茨木市、南は河内長野市からのご参加もいただいています。
活動は、子どもたちが『それぞれの今できる』練習メニューで行っています。
『野球』を通して学ぶこと
『野球』はルールが複雑です。
でも、野球が子どもたちの興味にバッチリハマった時には驚くぐらいのスピードで野球のいろはを吸収していってくれています。
ルールだけではありません。マナーや礼節。
その他生きていく上で必要な社会性スキルの向上も伝えています。
野球は1人では出来ません。
周りの力(もちろん自分自身の力も)で成り立つものです。
他者と協力し合い、信頼しあい、支えあって初めて競技として成り立つものだと感じてもらい、実生活でも生かせるスキルの獲得につなげていたもらいたいという想いの上活動しています。
『みんなで野球をする』ことの楽しさ
野球療育を通して、子どもたちからたくさんの可能性を教えてもらいました。
『出来ないことはない』
『物事を始める前から諦めない』
失敗をして、悔しい思いをした瞬間。
頑張ろうと奮起する瞬間。
バッティングでの良い当たりや守備での捕球の時の充実感や達成感を味わっている瞬間。
仲間との励まし合い、賞賛、共感をともに感じる瞬間。
そんなそれぞれの瞬間を一緒に共有しながら、スタッフもとても幸せな気持ちにしてもらっています。
練習では服装は自由でなのですが、野球をするならということで、野球の練習着を着てきてくれるお子さんも増えてきて、また普段と違う一面の子どもたちに出会うことができました。
最近では、父兄の方にも一緒に練習や試合形式で参加・ご協力していただいたりしていて、試合形式でもかなりの盛り上がりや、応援声援がグラウンドに響いています。
子どもたちにとっても、父兄のご協力によって『みんなで野球をする』ことの楽しさを倍味わうことができています。
草野球チーム『IROHOUSE』
そんな野球という一つのツールで、「デイサービスを卒業しても趣味として野球を続けたい」という子どもたちの想い。
だけど…出来る環境がない…。
そこで、野球を続けていってほしいというスタッフや保護者の想いが草野球チームの発足につながりました。
今年でチーム発足4年目となりました。
ユニフォームも揃え、チームとして土曜の夜にナイターリーグに所属し、リーグ戦やトーナメント戦、練習試合などを行い活動しています。
試合を行っていただいている相手チームの方々にも、草野球チーム『IROHOUSE』の趣旨を理解・賛同していただき、試合を行うことができています。
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